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NHKスペシャル新・映像の世紀 第3回「時代は独裁者を求めた」を見た感想

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第3回「時代は独裁者を求めた」

このシリーズは10月に始まり月1回の放送で今回はヒトラー
ヒトラーが独裁者であったことは知っていますがその詳細は知りません
この放送を見て色々知りました
ユダヤ人の迫害についても
第1次世界大戦の敗戦でドイツは戦争賠償を負わされ経済は低迷し貧困と物価上昇に市民は絶望していた
そんな時代背景をうまく利用し合法的に議会制民主主義を放棄し独裁法を制定させた
アウトバーンはヒトラーが作った
これにより地方の労働者も仕事のある土地に自由に行き来できるようになる
公共事業での景気回復
このインフラ整備もあえて機械を使わず人力で行わせた
ワークシェアの考えである
自動車がまだ金持ちしか持てない高嶺の花だったものを一般庶民にも持たせるとして作った自動車会社フォルクスワーゲン
車はビートル、これが一般庶民に普及していく
ポルシェもこの当時にできた
このような政策から貧困にあえいでいた国民の生活も豊かになり国民の支持も9割以上となっていた
独裁の良い面もあったし、政治家としてのヒトラーの能力の高さもあった
 
しかしその後第1次世界大戦で失った領土の取り返しに動き出す
それが他国への領土拡大の侵略へと進んで行く
 
ユダヤ人は優秀で商売上手なことからアメリカやドイツで目立っていた
仕事が奪われたのはユダヤ人のせいだと
これが迫害へと繋がっていく
 
アメリカの戦争参加でドイツ、日本は戦争に敗れる
そして敗戦国ドイツの技術がアメリカ、ロシアに流れる
次回へつながる
第4回は冷戦時代1月24日放送
 
過去の2回の内容は
第1回:百年の悲劇はここから始まった
第2回:グレートファミリー新たな支配者
 
これは世界の未公開映像などの新たな映像をもとに100年の時代を振り返り追体験していく企画番組
発明されたばかりのムービーカメラが初めて本格的に動員されたのが、第一次世界大戦1914年の映像から第1回が始まります
とても貴重な映像で歴史を知ることができます
100年の歴史となるとやはりメインは戦争の歴史になってしまいます
今まで知らなかったことや一部しか知らなかったことが明確になりとても良い番組です
 
今回のラストは衝撃映像
ドイツが降伏しユダヤ人の収容所を解放
連合軍はこれをドイツ人にも見せるべきと見学させる
あまりの光景に気絶する人や目を伏せる人
知らなかったんだと叫ぶ
その声にユダヤ人の怒りが、いや知っていたんだ!
そう、なんとなく知っていたし、知ろうとしなかった
集団心理の怖さ、街でユダヤ人が連行されていくのは見ていた
しかしそれにも慣れ、何とも思わなくなっていた
自分に都合の悪い事は知ろうとしない、見て見ぬ振り、なかった事にする
 
映像にその悲惨さがあらわれていました
骨と皮だけになったユダヤ人
人はこんなに痩せるのかと思う程の痩せ方
ラストにこの映像を見せる事で、全てを物語っています
貴重な映像でいろいろ考えさせられます
普段はこのような事を考えたりしないので本当に良い機会になります
 
定期的に再放送もしていますので「映像の世紀」でキーワード録画しておけばいつか録画されると思います
 
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