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アテンザのMRCCが便利すぎてハンドル操作以外は自動運転に近い。3年乗った感想。スバルのアイサイトとの違い

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初めての車検

早いもので購入から3年経ちました
デザインに一目惚れでの購入
クリーンディーゼルがきっかけでCX5を見に行ってアテンザを見てしまった
このクリーンディーゼルとデザイン(内装も含め)が気に入ってます
 

ディーゼルエンジン

以前に90プラドに乗っていたこともありディーゼルエンジンの良さを知っていました
ディーゼルエンジンは低速からトルクがあり4WD車両のような重い車も楽々加速させる
ガソリンエンジンでは大排気量3500ccとか4000ccでもないと低回転時はトルクがなくかったるい
よって回転数を上げないと思うように加速しない
ディーゼルエンジンは回転数を上げる必要がなく2000回転もあればトルクが出て十分に加速するので街乗りのストップアンドゴーも楽で乗りやすい
プラドは3000ccのディーゼルターボ、トルク333Nm(34.0kg・m)/2000rpm
アテンザは2200ccのディーゼルターボですがこのトルクが凄いのです、420Nm(42.8kgf・m)/2000rpm
(2000rpmの低回転で最大トルクが出ます。これが街中でも乗りやすいのです)
このトルクをガソリン車で調べたらS200型クラウンマジェスタの4300ccとほぼ同じ
ガソリン大排気量車と同等のトルクがあります
この威力を発揮するのが高速道路
100km/h付近で走行中に追い越しをする際、ここから楽に加速します
しかも6速のままで楽々と、これは人生初体験で感動しました
普通のガソリン車で、この速度からの加速はトルクがないのでシフトダウンし回転数が上がってもなかなか加速しません
これは想像もしていなかった想定外の性能
 

装備も良い

マツダは車種の整理で2012年の発売当時ではアテンザがフラッグシップの車種になっていたのです
本革ステアリング、本革シフトノブ、本革シート、シートヒーター、左右独立式エアコン、自動防眩ルームミラー、オートライト、雨量感知間欠ワイパー等々
もちろんその他安全装備も諸々
装備で何より良かったのがレーダークルーズコントロール(MRCC)
 
一般車両に装備されるクルーズコントロール装置は設定した速度にエンジン回転数を調整して速度を維持するだけ
この装置はあまり実用的ではない
前に乗っていたオデッセイ(4代目 RB3/4型)アブソルートは普通のクルーズコントロールでした
高速道路の一定速度を想定したものですが、日本の高速道路で一定速度で走れる時間はほんの数分程度
あっという間に前走車に追いつき(遅い車がいたり)、渋滞などで
車間が迫ってきたら解除するしかない
 
前走車の車間を判断し速度を落としたりブレーキ制御してくれないと実際にはほとんど使えない
高速道路でもセット、解除の繰り返し
 
これを実現しているのがミリ波レーダーで車間を感知し速度制御する
これは各メーカーの高級車にのみ装備される特殊な装置
 

これを一般車両に搭載したのがスバルのアイサイト

高価なミリ波レーダーではなく独自の画像解析で車間を感知し速度を制御
これの凄いところが停車迄(速度0)の制御をする
車速設定でも制御するし、それをしなくても低速域限定ですが自動で判断し緊急ブレーキもかけて停車してくれる
このアイサイトには興味がありレガシーを見に行きました
アイサイトは気に入ったしボディデザインも良いが、内装デザインが好みでなかった
よってオデッセイからのい替えには至らなかった(購入後まだ2年だった事もある)
 
これと同等のシステムがアテンザにも装備されています
アイサイトが気に入っていただけにこれは嬉しい誤算
(マツダはスバルと違いMRCCを全面的にPRしていません。よって私は知りませんでした)
マツダは安全面から停車迄(速度0)の制御にはあえてしなかったそうです
クルーズコントロールでは30km/h迄減速し解除されます
 
ステアリングのスイッチ
好みで車間距離を4段階に設定できる(左側スイッチ)

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MRCC
 
これが非常に便利で、逆に言うと30km/h以上になれば使えるということです
つまり高速道路に限らず一般道でも使える速度レンジ
このシステムが大変気にいっていて運転の95%は使っています(笑)
30km/h以下の状態は酷い渋滞のストップアンドゴーでしか該当しません
私の現在の使用環境ではこのような渋滞はほとんどありません
 
スバルとマツダの違いは、0km/h迄か30km/h迄か
0km/h迄制御する最大のメリットは渋滞時
渋滞のような低速時でもスバルのシステムは制御するので、アイサイトは渋滞時も大変便利だと思います
これは技術的な違いではなく、安全についての考え方の違いです
 
その他の違い
・クルーズコントロール設定可能速度
マツダは30km/h以上、スバルは40km/h以上
先ほどまでは減速時の速度域ですがこれは加速時の設定が開始できる速度になります
マツダは共通の30km/hですが、スバルは設定開始速度は少し高い40km/hと、この違いも面白い
・車間距離
マツダは4段階で1度設定するとメモリーする
スバルは3段階でメモリーされず都度設定 

ここで一つ疑問になるのがブレーキランプ

自分で運転している時、軽い減速のエンジンブレーキ(アクセルオフ)ではブレーキランプはつきません
シフトダウンの少し強めのエンジンブレーキでもつきません
ブレーキを踏んだときだけつきます
 
これがクルーズコントロールではどうなのか?
エンジンブレーキ、シフトダウン、ブレーキと全てを自動でコントロールしています
この時のブレーキランプってどうなってんの?
こればかりは確認のしようがありません
 
今回の車検で思い出したので聞いてみた
確認に少し時間はかかりましたが、クルーズコントロールでもブレーキランプはつくそうです
強力な減速が必要になった時にはブレーキを作動させるので、その時にはブレーキランプがつくようになっているとのこと
安心しました
 
ESS
急ブレーキを踏んだ時にはハザードランプが高速で点滅する装置もついているそうです
これは2ヶ月ほど前にリコールの案内が来ていて今回の車検で対応してもらい、知りました
こんな装置もあったんだー
リコールの内容はつまらないものです
(点滅の回数が運輸省の規定より少し早いだけだそうです)
 
マツダ資料より
ESS(エマージェンシーシグナルシステム)
ESSは、走行中に急ブレーキをかけた際に、自動的にハザードランプを高速点滅させ、後続車に緊急制動中であることを伝え、追突事故防止をサポートするシステムです。
高速点滅中に停車した場合は、自動的にハザードランプが通常の点滅間隔に切り替わり、後続車の追突防止をサポートします。

 

自動ブレーキ

低速時の自動ブレーキ、スマート・シティ・ブレーキ・サポート(SCBS)と言うものももちろんあります
マツダ資料より
[前進時]■SCBS F:
約4~30㎞/hで走行中、フロントガラスに設置した、近距離を高精度で検知できる近赤外線レーザーレーダーで先行車を捉え、衝突の危険性を判断。衝突の危険性が高い状況下でブレーキペダルを踏むと、ブレーキは即座に強い制動力を発揮します。ドライバーがブレーキ操作などを行わなかった場合には、自動的にブレーキをかけて衝突回避をサポート、もしくは衝突による被害の軽減を図ります。
SCBS
 
アテンザの先進安全装備「i-ACTIVSENSE」の全てはこちら
 

低燃費 にも有効

現在では他社でも同様のシステムがあると思います
このシステムを一般化したのはスバルのアイサイト
マツダにも同様のシステムがあったことは知らず、クリーンディーゼルを見に行って知りました
自動ブレーキは衝突することを軽減します
前走車速度追従クルーズコントロールは楽で安全ですが、もう一つのメリットは低燃費
現在の車では低燃費対応をしていない車はないと思います
その低燃費にも有効なのがこのシステム
自動でアクセル開度をコントロールするので人間がラフなアクセルコントロールをするより効率が良く、無駄なアクセル操作をしませんので低燃費にも有効です
しかも一番安い軽油なので燃料代も安い
 
このように低燃費にも有効で楽で安全
 
安全と言っても100%お任せしてるのではなく、最終的な安全は自分の運転です
しかし人間のうっかりミスや補助にはとても有効です
自動運転の研究や開発をニュースで見ます
このシステムに乗るとそれに近い感覚が少しあります
走り出して30km/hを越えればハンドル以外は自動制御ですから
 

MRCCの使い方

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最初のみの設定
MRCCをオン(下の右側のスイッチ)
車速が30km/h以上になったらSETの+ボタンで現在の速度でクルーズコントロール開始
(同時にアクセルペダルを踏んでいた右足は力を抜きオフでOK)
更にSETの+ボタンで5km/h単位で設定速度を上げていきます
65km/hに設定(5速に入る速度)
車速が65km/hを超え5速に入ったら-ボタンで5km/h下げ60km/hに設定で5速のままになります
※加速時の60m/hでは4速迄しか上がりません
※6速は80km/h以上で入り高速道路用のギヤで一般道では入りません
これが街中の燃費の良い走り方
しかし細い道路やカーブの多い道路では55km/h以下で設定 しています
(燃費優先ではなく安全優先)
 
停止
赤信号では前走車がいればブレーキ不要で自動で30km/h迄で減速してくれます
30km/hでMRCCが解除されブレーキも解除されます
そこでブレーキを自分で踏んで停止
減速時の30km/hからの停止は瞬時に安全に止まれます
(30km/hの設定はよく考えられた速度なんだと実感しています)
前走車のいない赤信号は上の左にあるCANCELでMRCCを切りエンジンブレーキでかなり前から減速しています
これが燃費にも良く、回生ブレーキの充電にもなり信号待ちでアイドリングストップもしやすくなります
 
MRCCの効果が高い条件は前走車追従
単独では赤信号を判断して自動では止まってくれません
しかし前走車がいれば、赤信号で減速停止してくれるので結果的に赤信号に反応したことになります
※信号の変わり目には注意が必要です。黄、赤でも走りきるドライバーが多いですから
 
リスタート
青信号で発進し30km/hになったら上のRES(RESTART)ボタンでMRCCがオンになり設定してある速度迄適度に加速してくれます
この設定速度はエンジンを切る迄メモリーされます
つまり1回のドライブの間は、速度の設定を1回すれば以降はRESで最後の設定速度を再現できます
(この時にRESではなく+ボタンを押した場合は最後の設定速度ではなく現在の速度で再設定されます)
 
速度調整
前走車がいる場合は車間距離優先で自動で速度を上下してくれますが、前走車がいない場合で設定速度が適切でない場合は+-で設定速度を5km/h単位で変更できます
 
車間距離
+-の左にある車間距離設定ボタンで車間距離を4段階で設定できます
車間距離設定はエンジンを切ってもメモリーされ続けるので1度設定するとあまり変えることはありません
私は車間距離を3にしています(長め)
しかし交通量の多い首都高では全体の車の車間距離が短く車間距離3では長過ぎて常に割り込みをされて逆に危険に感じます
首都高のみは車間距離を2か1で短くしています
 
以上のように高速道路だけだはなく一般道でも使えるシステムで自分のアクセル、ブレーキ操作は発進時の30km/h迄の加速と、30km/h以下の停止時のみです
運転の9割は足の操作はなくハンドルと親指の操作のみで済んでしまいます
 
安全事例
MRCCで走行中、自動で減速、一瞬なぜ?
前走車は左折しようとしていたようだが、ウインカーを出さない、ブレーキランプが2個共切れてると最悪の車とドライバー、しかも視界の悪い夜
しかしMRCCはきっちり減速
MRCCの自動減速で前走車が左折のために減速していることを知りました
危なかった、MRCCがなかったらと思うとぞっとする
感ですが高齢者だったかもしれません
自分の不注意やうっかりではなく、このように交通ルール無視、整備不良の危険な車に対しても有効な事を実感しました
 
マルチメーターの表示
ステアリング左側のリモコンINFOで表示を切り替えます

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車間距離(4段階で写真は設定が3)、下の数値がMRCC設定速度

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i-ELOOPはアイドリングストップ用のバッテリーの充電量(上)と回生発電量(下)

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アイドリングストップ(DPFが汚れると自動で洗浄が行われます)

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アイドリングストップ累積時間と今回の時間

累積78時間とアイドリングストップ時間は馬鹿にできないのです

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低燃費運転評価

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平均車速

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瞬間燃費

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平均燃費(給油後トリップメーターをリセットすると平均燃費もリセットされます)

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走行可能距離(平均燃費から計算され平均燃費で変化します)

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セッティング画面(初期設定時しか使いません)

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駐車場では気を使う

駐車場の止め方は人それぞれかなり違います

斜めになってたり片方に寄ってたり、下手なのか気にしないのか

前向きと後ろ向きも

アテンザは車幅が広いので気を使います

と言ってもプラドに乗っていたので車幅が1800mm以上ある大きな車は慣れているので大きいことでの不便さはないですが

しかし駐車場により間隔が狭いところもあるのでその場合は特に場所は選びます

下手そうな車の隣には停めません(笑)

できれば前から入れている車の隣にも停めません

バックで停めた方が結果的に楽なんですけどね

サイドミラーを見るだけなんですよね〜

両側のサイドミラーで車が白線に均等に平行になっているかを微調整しながらバックすれば良いだけ

逆に前から入れたら確認のしようがない

このバックで駐車を自動で制御するのもニュースで見たことがあります

まっこれが実用化になるのはいつになるかはわかりませんが

 

車載ナビはほとんど使っていない 

アテンザはカロッツェリアのナビが選択できカロッツェリアをオプションで付けました

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(音楽やラジオがステアリングリモコンで操作可能になり、接続したiPhoneの音楽も操作可能です。バックカメラ、フロントカメラも付きナビよりもそれ以外のメリットが大きい)

しかしメインであるナビはGoogleマップからするとかなり見劣りする

・検索が面倒

・音声認識の精度が低い

・ナビは全てが遅くiPhoneに慣れたいるとイラッとする(場所の検索、ルート検索、地図の移動等)

・地図データが古くなる

これはアテンザに限ったことではありません

 

今ではGoogleマップのナビをメインで使っています

・事前にパソコンから場所を調べ、お気に入りに登録

(iPhoneでGoogleマップの検索履歴に反映されている)

・ルート検索も一瞬で表示され速い

・新規検索も音声認識が優秀で文字入力不要

・ルートの候補も幹線道路優先だけではなく、かなり細い道路も考慮するので実用的

・GPSの制度も高く問題なく使える(徒歩ナビもできる精度)

・自分で判断し道を変えてもリルートが早くルート毎に到着時間の差が表示されるので選択しやすい

・道路を常に最新に更新しているので新しい道路もすぐにルートに反映される

(Googleに新しい道路を教えてもらう事がよくあります)

唯一案内表示のみカーナビに劣りますが、それ以外が優秀すぎて案内表示の簡素な事は気になりません

(Yahoo!カーナビは案内表示もカーナビ並みです)

次に車を購入する時はカーナビは不要かとも思っています

カーステは必要ですがこれも外部入力できればOK

音源はiPhoneに入っていますから

 

車関連記事 

開通した圏央道を使って成田空港へ 

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アテンザ燃費記録

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