無料Wi-Fiのセキュリティ対策にVPN接続を設定。iPhone、iPad、Mac
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無料Wi-Fiは暗号化されていない危険な通信
これは以前から知っていたので日本では自宅の暗号化設定したWi-Fi以外の公衆無料Wi-Fiは使っていません
しかし海外では使う事もあります
海外では現地のプリペイドSIMを入手しiPhoneでモバイル回線を確保
テザリング(インターネット共有)でiPad miniやMacを使用
しかし電波が悪く通信が遅い場合や、大きなファイルのULやDLではモバイル回線では厳しいことも
その場合はホテルで無料Wi-Fiに接続し使用することもあります
気をつけているのはメールやクラウドサービス、パスワードが必要となるログインのサービスは使わない
それでも暗号化されていない通信なので不安はあります
海外の現地SIMはテザリングサービスが付いているのでSIMを持たないiPad miniとMacBookもiPhoneのインターネット共有で使うようにしています
しかし今回初めてアゼルバイジャンのSIM、Narはテザリングサービスがない
iPad miniとMacBookはホテルのWi-Fiを使うしかない
そこでセキュリティ対策としてVPNを使うことに
Virtual Private Network(仮装プライペートネットワーク)
今までは敷居が高く面倒で避けてきました
しかし今回はiPhoneのテザリングが使えないので急遽必要性が出てきた
調べると無料で簡単な設定でできるものがありました
VPN Gate、筑波大の実験サービス
iPhoneの設定
設定、一般、VPN
VPN構成を追加
設定項目は6つ
タイプ:L2TPを選択
説明:VPN Gate
サーバ:下記参照
アカウント:vpn
パスワード:vpn
シークレット:vpn
サーバはVPN Gate、筑波大の実験サービスのHPよりL2TPに対応しているDDNS名(xxxxxxxxxxx.opengw.net)をコピペ
アゼルバイジャンから少しでも近い方が良いかと香港のサーバ(L2TP対応)を使用
私が使った香港のサーバ
サーバ:2016-2.opengw.net
これで設定完了
右上の完了をタップ
VPN接続するとWi-Fi接続の右側にVPNが表示されます
ホテルのWi-Fiに接続しVPNに接続した状態
初めて見るVPNアイコン。安心の目安
VPNの設定をすると設定の初期画面にVPNが表れます
次回からはここから接続可能
iPad miniも同様に設定
Macの設定
システム環境設定、ネットワーク
左下の+で新しいネットワークの作成をする
インターフェース:VPN
VPNタイプ:L2TP
サービス名:VPN Gate
作成をクリック
サーバアドレス:iPhoneと同じ香港のサーバを入力
アカウント名:vpn
認証設定をクリック
パスワード:vpn
共有シークレット:vpn
OKをクリック
メニューバーにVPNの状況を表示をチェック
詳細をクリック
オプションのセッションオプション画面で
すべてのトラフィックをVPN接続経由で送信をチェック
OKをクリック
メニューバーに表示されたVPNアイコンをクリックしVPN Gateをクリックすると接続
接続が完了すると接続時間が表示されます
このVPNアイコンから接続も接続解除もできます
Macも設定内容はiPhoneと同じです
この方法は初めてでも以外と簡単に設定できました
これでVPN Gateを経由してVPNサーバとの暗号化通信が実現できました
しかしフィッシングサイト等は自分で注意する必要はあります
VPNサービスにも脆弱性がある場合があるので完璧ではありません
しかしVPN Gateは日本の国立大学の筑波大学のプロジェクトですので比較的安全性は高いと思います
初心者の初のVPNとしては良いと思っています
VPN Gate
更に安全性を追求するには有料のものや、自分で構築等があるようです
今回海外での使用でVPN設定しましたが、このVPNは日本での使用にも有効です